ラーメンの具材ランキングでも常に上位にランクインしてくるのが「チャーシュー」です。チャーシューが大好きでラーメンを食べている方もいるくらい、チャーシューは人気です。そんな人気のチャーシューはなぜあんなに美味しいのでしょうか?知られざるチャーシューの歴史とその魅力についてご紹介します。
チャーシューの歴史
チャーシューの魅力を知る前に簡単にチャーシューの歴史をご紹介します。チャーシューは、「叉焼」と表記されます。この読み方は中国語の中でも広東語に分類されます。叉焼の「叉」という漢字はフォークに似た器具のことを意味します。フォークに似た叉という器具を使って作っていたことから、叉焼と呼ばれるようになったと言われています。叉焼は、豚を焼いて作っていますが、日本ではチャーシューは「煮豚」と同義語になっています。しかし厳密にはチャーシューは煮て作るのではなく、焼いて作ります。チャーシューは日本に伝わってきた料理ですが、中国のチャーシューは脂身の少ない甘味が特徴的です。
一方、日本のチャーシューは、焼いてタレで味付けをします。このように発祥は中国ではありますが、チャーシューは日本独自の進化を遂げています。チャーシューは豚の中でもばら肉やロース、モモなどの部位が使われています。お店によってこだわりがあります。最近では鶏肉をチャーシューの製法で応用した鶏肉のチャーシューも作られて話題となっています。
美味しいチャーシューの作り方
チャーシューの作り方はお店独自にこだわりの作る方があります。しかし、自分で作ると市販のチャーシューよりもより美味しく作ることができます。そこで美味しいチャーシューの作り方をご紹介します。
美味しいチャーシューを作りにはまず下準備が大切です。豚はどの部位でもいいですが、スーパーでも購入できるような豚バラを使うといいでしょう。豚バラは事前にフォークで刺しておくとでき上がったときに柔らかいジューシーなチャーシューになります。また味も染み込みやすくなります。フライパンに油を引いて温めたら、豚肉の表面をカリッと焼きましょう。焼き豚は油がたくさん出てしまうので油をしっかりとキッチンペーパーを使って拭き取っておきましょう。
豚肉は生姜、ネギ、醤油、酒、砂糖で煮詰めていき味を浸透させていきます。落し蓋を使って弱火で20分煮ましょう。豚肉を煮立ったらひっくり返して中火で焼き目をつけてさらに煮ます。そして終わったら2時間冷ましておきます。冷めるまでの間にしっかりと味を染み込ませましょう。
チャーシューの魅力
チャーシューはどうしてあんなにも美味しいのか、チャーシューの魅力についてご紹介していきます。
油が美味しい
お店によってチャーシューに使う部位は違います。そんなチャーシューですが、豚肉の脂身の多いロースやモモといった部位を使います。高級な豚肉を使うこともありますが、油の多い部分を使うことで豚肉の脂の旨味を引き出すことができます。背脂は特に美味しい味を引き出します。特にとんこつラーメンではチャーシューはスープの旨味に脂身の旨味が加わってより美味しくさせます。
豚肉のジューシーな旨み
チャーシューは豚肉を煮詰めて味を染み込ませます。自家製で作る場合もできれば2時間以上の時間をかけて味を染み込ませるのがおすすめですが、ラーメンのお店であればさらに時間をかけて旨味を濃縮しています。豚肉のジューシーさをラーメンに加えることでよりラーメンがジューシーになり美味しくなります。
ラーメンの味を引き立てる
チャーシューの魅力は何と言ってもラーメンの味を引き立てるということです。とんこつラーメンだけでなく。チャーシューは醤油、味噌、塩といったどんなラーメンのトッピングに入っているくらい王道のトッピングになります。それはチャーシューがどのラーメンにもマッチして美味しさを引き立ててくれるからです。ラーメンの美味しさにはチャーシューは欠かせない存在なのです。
美味しいラーメンはチャーシューも美味しい
日本中には美味しいラーメン屋さんがたくさんあります。そんな数あるラーメン屋でもチャーシューにこだわっているラーメン屋さんはほとんどがとても美味しいラーメンを提供しています。それはチャーシューが一手間も二手間もかかる料理だからです。チャーシューの作り方でも煮込む材料はお店によって様々です。煮込む食材によってチャーシューの味はもちろんそのジューシーさや旨味も変わってきます。だからこそ、チャーシューが美味しいラーメン屋さんはラーメンもとても美味しいのです。
まとめ
チャーシューの魅力は味だけでなく、ジューシーなどお店それぞれこだわりの美味しさにあります。ラーメンにあるだけでラーメンそのものの美味しさを何倍にも引き立ててくれる存在がチャーシューなのです。
「麺’s倶楽部 麺玄」ではこだわりのチャーシュー、デンジャラスチャーシューが自慢です。ぜひ一度ご賞味ください。